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AnimeJapan2022 新作アニメーション『「艦これ」いつかあの海で』KickOff Special Stageのステージレポートを公開!

3月26日(土)〜29日(火)の期間中、東京ビッグサイトで行われた『AnimeJapan 2022(以下、AJ2022)』1日目のRED STAGEにて、『艦これ』新作TVアニメーションの正式制作発表ステージ【『「艦これ」いつかあの海で』KickOff Special Stage 2022】が開催されました。

出演は、山城・扶桑役を演じる藤田 咲さん、時雨役のタニベユミさん、最上役の洲崎 綾さんらキャスト陣と、アニメプロデューサーの笠原周造氏(KADOKAWA)、コンテンツアドバイザリーボードの井上伸一郎氏(KADOKAWA)。

司会に呼び込まれて藤田さん、タニベさん、洲崎さんがステージに登場。まず『艦これ』という作品について、原作ブラウザゲームのプレーヤーであるところの「提督(ていとく)」とは、「艦娘(かんむす)」とは、などの簡単な紹介が司会から行われると、続けて各キャストが実際に『艦これ』をプレイした感想やおもしろさをアピール。司会から「艦娘と提督との関係性とは?」と尋ねられると洲崎さんは「10年目を迎えると聞いてビックリしました。もう家族って言っていいなと思いました」、藤田さんもお客さんへ「あなたたち、みんな家族です」。またタニベさんは「もう生活の一部のような気がします」。藤田さんも「家にこもることも多かったけど、ずっと海にいた感じしかありません。そうよね、みんな?」とお客さんに問いかけると賛同の拍手。

そして、新作TVアニメーション『「艦これ」いつかあの海で』についてトークが繰り広げられます。スクリーンには『AJ2022』で解禁したキービジュアルが映し出され、最初は朝雲・山雲・満潮が。つづいて最上、そして山城と扶桑にクローズアップした後に全体像を公開。それらを見ながらキャスト陣が感想トークも展開。朝雲・山雲・満潮のビジュアルについては「めちゃくちゃカッコいい! 朝雲さんの髪型がいつもと違う。シリアスな感じ」(洲崎)、「ハチマキ巻いているから決戦モードだね。山雲はいつもほわほわしているけど、けわしい顔つきで。満潮が背中を向けている感じもカッコいいね」(藤田)。また最上、山城と扶桑のビジュアルがモニターに映し出されるとキャスト陣が即興でセリフを言うサービスも。最上が映し出された時、「『僕は最上さ』……似てる?」と不安になる洲崎さんに、「似てるとかないから(笑)」と藤田さんが素早くツッコミ。
そして「時雨あんたボロボロじゃない?」(藤田)、「大丈夫だよ、山城」(タニベ)、「そうさ、僕たちなら大丈夫!」(洲崎)の掛け合いまで。

ここからはアニメプロデューサーの笠原氏も参加。『「艦これ」いつかあの海で』が2022年11月から放送されることや現在の制作状況、意気込みなどについて「アニメ制作のほうは絶賛始まっておりまして、制作現場のENGIさん、原作のC2機関さん、弊社を含めたスタッフ一同で制作に挑んでおります」。その発言を聞いていた藤田さんは「全力で挑んでくださっているのをひしひしと感じます。私たちも一生懸命頑張ります!」。そして笠原氏は、「予算を含めて、本来12話のリソースをすべて8話に集中してクオリティをあげるという手法を採用しました。全8話という構成で、今秋11月から放送開始できればなと考えております」。
すでに収録も3話まで完了しているそうで、キャスト陣の感想は「わたしたちも納得行くまで熱の入ったお芝居を心がけています」、「描いていることが少しのニュアンスで変わってしまうので、皆さん、力を込めてやっています」とのことだった。

ここで「艦これ」のイベントなどで公開されたPVのまとめが披露されました。映像を見たキャスト陣は、「10年という歴史を感じつつ、本作を早く皆さんにお届けしたいなという気持ちが高まりました」(藤田)、「絵コンテを見るだけで涙が出そうになります。熱くなりました」(洲崎)。笠原氏は「皆さんと一緒に頑張ります!」。その言葉にうなづきながら藤田さんは「皆さんもご期待ください!」。

その後は今回制作に携わるスタッフ陣も明らかに。監督は三浦和也氏、シリーズ構成/脚本は田中謙介氏、キャラクターデザインは能海知佳氏、アニメ制作はENGIが担当。続いて今作に登場する一部の艦娘として、満潮・朝雲・山雲・阿武隈・那智・足柄、矢矧・大和などの名前が挙がると声を我慢しつつも揺れる客席。「この並びは胸アツです」(藤田)。「このラインナップでなにかピンと来た提督さんも多いのでは?」(タニベ)、「日常シーンもありますよ!」(洲崎)、「最上のかわいいシーンもあって、ほっこり!」(タニベ)。

さらに、キャラクターデザインや美術設定も解禁されると、お客さんだけでなく、キャスト陣も興味津々の様子。まず山城・扶桑のキャラクターデザインを見た藤田さんは「かわいい。(山城・扶桑は)姉妹艦ですが、二人の絆も感じられるような作品になっているといいなと思います」と話すと、次の時雨のキャラデザでは、「見慣れた制服で、かわいく描いていただいてありがとうございます」とタニベさん、「能海さんが細かく三つ編みの部分も各カットで描いていただいているので、本編をお楽しみにお待ちください」と笠原氏。そして最上のキャラデザを見た洲崎さんが「カッコかわいい。それぞれの個性を活かしていてすごいなと思います」と話すと、「綾ちゃんに似てるよね。ほんわか感がありながら芯の強さがあるところとか」と藤田さん。それを聞いた洲崎さんは「本当ですか? 似せていきます(笑)」。
また美術設定では宿舎の絵が披露され、「雨が降ってますけど?」の藤田さんの振りに、タニベさんが時雨の声で「雨はいつかやむさ」の名セリフ。続いての宿舎の一部の部屋では、「ここ、みかんの部屋だよね? 時雨がよく座っていたり、寝ていたり。ここで生活しているのかな?」と疑問の声を上げた藤田さんに、「そのあたりも気になりますよね。どの艦娘がどんなお話を展開していくのかは楽しみにしていただければ」と笠原氏。そして海原と空の背景。「艦これといえば海ですもんね」(タニベ)、「そして空よね。暁の水平線に勝利を刻まないといけないから!」(藤田)。

次々と最新情報・映像の紹介が進み、気付けばあっという間にステージもエンディング。笠原氏が満を持して井上伸一郎氏(KADOKAWA)を呼び込み、井上氏が壇上にあがった。「皆さん、『「艦これ」いつかあの海で』、これまでのPVに出てきた『1944』という文字。気になっている方もいらっしゃるかと思います。どのような物語が紡がれるのか、どんな世界が広がっていくのか、ご期待いただければと思います。そして、現在制作中の1話と2話の本編映像を抜粋して持ってきました」(井上)と話すと、『「艦これ」いつかあの海で』の最新映像が会場限定で上映された。

まさに進水式とも言えるイベントを終え、期待が高まる新作TVアニメーション『「艦これ」いつかあの海で』。公式サイトにて発表される続報、そして今秋11月からの放送をお楽しみに!

アニメ『「艦これ」いつかあの海で』公式サイト
https://kancolle-itsuumi.com/


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